2019.2.10
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任意売却を検討する際、一番気になるのは、任意売却をすることでどのようなメリットがあるのかという事ではないでしょうか?そこで、今回は任意売却の競売との違い、競売と比べてどのようなメリットがあるのか紹介します。
任意売却のデメリットについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
任意売却とは
任意売却は、不動産を売却した後に債務が残る(残債)場合でも、金融機関の合意を得て売却することを言います。
残債が清算できない場合、通常は不動産を売却をすることが出来ないのですが、不動産業者などが間に入り、競売よりも双方にメリットがあることを明確にする事で、同意を得る事ができる場合があるのです。
このような売却方法を「任意売却」といいます。
詳細はこちらの記事で詳しく紹介しています。
任意売却のメリット①相場に近い価格で売れる
任意売却では、通常の不動産売買と同様のルートで売却します。
これにより、内見をしないでオークションにより決められる競売と比べ不動産相場に近い価格で売れるのです。
売却価格は、その後の返済金額に直結しますから、大きなメリットとなるでしょう。
任意売却のメリット②周囲に知られずに売却できる
競売にかけられた場合、新聞やインターネットなどに情報が載ってしまい、近所の人や知人などに競売にかけられてしまっているという事情が分かってしまいます。
任意売却であれば通常の不動産売買と同様に流通するので、住宅ローンを滞納してしまったという事実はばれにくくなります。
任意売却のメリット③住み続けることができる場合もある
任意売却では、購入者を選ぶことができます。
例えば、病気のために引越しが困難な場合などは、今の家に住み続けたいと考えるかと思います。
そんな場合に、身内の方や投資家に自宅を買い取ってもらった上で、家賃を払い住み続ける「リースバック」などの方法があります。
任意売却のメリット④残債を分割で返済できる
競売の場合は、債権者から一括返済を求められ、自己破産する方が多くいます。また、自己破産をしてしまうと連帯保証人に返済の責任がかかるため、簡単に自己破産できない人も多くいるのです。
任意売却では、売却後に残る残債を、分割で返済する事ができ、現在の収入や生活を考え、現実的な返済プランを相談する事ができます。
任意売却のメリット⑤持出し金がかからない
通常、不動産を売却する際には不動産会社への仲介手数料などの経費が3~5%程度かかり、滞納分の管理費や修繕積立金、固定資産税なども支払わなければなりません。
任意売却の場合も、競売の場合と同様に売却金から清算する事ができます。
任意売却のメリット⑥交渉により引越し費用を融通してもらえる可能性がある
任意売却のメリットとして、引越し費用を売却代金から融通してもらえる可能性が挙げられます。
賃貸住宅に引っ越しをする際は、敷金や礼金、仲介手数料などの費用がかかりますが、状況によってはこの費用を売却金から融通してもらえる可能性があります。
任意売却のメリット⑦自分の意志で売却できる
競売の場合は、競売の日程が決められ、債務者の都合に関わらず立ち退きを命じられます。
一方、任意売却の場合はいつ、だれに、どのような金額で売却するのかを債務者の意向を踏まえた上で進めることができます。
任意売却のメリットを理解して活用しよう
ここまで挙げた任意売却のメリットは、全ての場合に適用されるわけではありませんが、リーガル倶楽部ではご依頼を頂いた方にメリットの大きな取引となるようにサポートいたします。
法律や不動産に精通した相談員がサポート致しますので、ご相談、ご質問などは、電話(0120-95-1400)もしくはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。