法人概要

現在、わが国では、多重債務・消費者契約問題の深刻化、離婚の増加、高齢化社会に伴う老後の生活や相続に関する不安などの悩みに苦しむ方々が非常に多く存在しております。

これらの問題は、借金を契機にした離婚、高齢者を狙った悪徳商法など、相互に関連し、ときに複雑に絡み合います。また、ひとくちに離婚問題といっても、養育費・財産分与問題から離婚後の住まい・住宅ローンの問題など多種多様であり、老後不安についても、資産計画から身体的介護・認知症、相続発生後の相続人間の利害調整に至るまで、やはり種々の悩みが生じます。こうした方々は、身近に相談できる相手が存在しない、あるいは悩みの性質上他人に相談し辛いなどにより、自分だけで問題を抱え込んでしまうケースが多くなっています。

そのため、不眠症やうつ病となるなど精神的・身体的に消耗し、さらに経済的に不安定な状態に陥り、そこからの脱却が非常に困難となるに至ることも少なくありません。

このような問題を解決するためには、気軽に悩みを相談できるような環境を整備し、第三者としてまずは本人の話しを聞くことから始め、共に問題解決に向けて努力していくといった体制の必要性が痛感されます。

そこで、広く一般市民に対して、上記諸問題についての無料での相談及び支援活動を行うため、特定非営利活動法人リーガル倶楽部を設立することにしました。様々な分野の専門家や行政等と連携して問題解決を図りつつも、できるだけ窓口を開放的にし、まずは気楽に話のできる、相談の「入口」を提供することを目的としています。

このような活動は、社会的意義・公益性が高く、任意団体で活動していくよりも、法人格を取得して積極的に情報公開を行いながら社会的信用を高めていくべきと判断し、特定非営利活動法人リーガル倶楽部を設立するに至りました。